ノロウイルス感染症を克服して旅行に出かけたのが11月中旬、帰国後もしばらくは普通に元気だったのですが、2週間くらい前から体調不良になりました。
嘔吐や下痢という症状ではなく、風邪のようなだるさと悪寒に鼻炎といった症状に悩まされています。
今日現在も体調はあまり良くないです。
PCをほとんど起動していなかったため、いただいたコメントにお返事出来ていなくてごめんなさい。
今日はどうしてもディープインパクトのことに少し触れておきたくて・・・。
もう引退してしまった馬ですから、今自分の心境を日記風にでも書いておかないとだんだん風化していってしまいそうで。
このブログを開設してすぐの頃から、いろんな過去の名馬にふれてきました。
一応競馬デビューが高校生のときに出会った元祖アイドルホース”ハイセイコー”でしたから三十年以上に渡って競走馬を見てきました。
そんな中「最も重心の低い走法の馬」として注目したのがディープインパクトでした。
これほど加速したときに重心が低くなる馬は前代未聞でした。
若駒ステークスを見たときの衝撃は今も昨日のことのように覚えています。
とっさに過去の名馬たちの中にこんなタイプの馬がいたかどうか記憶をたどりました。
そしてオグリキャップの中央デビューのときに、その重心の低い走法に驚いて以来、いやそれ以上かもしれない悦びに震えました。
当時の競馬ブログのお仲間たちとの史上最強馬について楽しかった競馬談義も今は随分昔のことのようで懐かしい日々です。
思えば重心の低い走法はオグリキャップ以来だと語ったディープインパクトが、そのオグリキャップに最初で最後に騎乗した武豊騎手との夢のコンビで有終の美を飾った有馬記念以来、16年ぶりの勝利だったというのも、なにかの”縁”というものを感じてしまいます。
「競馬」ということにおいて、ディープインパクトという競走馬は本当に強い馬だったと自信をもって断言できます。
そしてさらに書かせてもらうなら、引退レースであった昨日の有馬記念でさえまだ『未完の競走馬』だったと言えます。
それは武豊自身が一番感じていることでしょう。もっともそんなことは彼の口から語られることは決してないことですが。
このブログの冒頭に書かせていただいていますが、武豊が数多く騎乗した過去の名馬たちの中で、彼の騎乗フォームが最も美しく、そして楽しげに見えたのがスペシャルウィークだと思っています。
競馬という競争成績では、スペシャルウィークはディープインパクトに遠く及びませんが、競走馬の勝負という結果意外に、”馬に乗る”(単に乗馬です)ということを少し経験してきた者としてスペシャルウィークはまた別格な存在だといえるでしょう。
こんなふうに書くと全然ディープインパクト賛辞になっていないように受け取られるかもしれませんが、「未完成の競走馬」としてなお”あの強さ”、そしてそれを承知しているからこそ、競争中の不利を避けるために”大外”を駆け上がってくる武豊。
有馬記念では普段よりさらに1頭分内側を開けていました。それで勝てるという確信がなければ武豊とて出来ることではないでしょう。
この一点についてだけ語るだけでもディープインパクトは”別格な史上最強馬”だといえます。
余談ですが、私見としてあえて言わせてもらえば2007年凱旋門賞を目指して欲しかった気持ちは当然あります。
そしてそれはディープインパクトが「種牡馬」としては成功しないのではないか、という疑念をずっと抱いてきたからです。
巨額のシンジケートが組まれてこれから第二の馬社会へ出発するときになにを不吉なとお怒りを受けるかもしれませんが、ディープインパクトが大好きゆえに変な心配をしてしまっているのかもしれません。
杞憂に終わることを願っています。
さあ、また1月6日金杯から新たな年が始まります、早く体調を戻して来年はちゃんと競馬予想記事書いて収支報告するブログを復活します。
ちょっと早いですが
みなさん良いお年を!